社内研修~私たちが子ども達を守る~

こんにちは。佐賀県の放課後等デイサービスさくらんぼ🍒です😃先日、佐賀女子短期大学子ども未来学科准教授であり、さくらんぼの顧問を務める古川隆幸氏による、「虐待」についての研修会を行いました。

虐待…日々ニュースで見聞きする痛ましい事件の数々。毎日子どもに携わる我々さくらんぼスタッフも、心を痛めています。今回は、虐待について概要の理解と、対応について学ばせていただきました。

①身体的虐待

②心的虐待

③育児放棄、怠惰(ネグレクト)

④性的虐待

虐待には様々な種類の虐待があり、虐待を受けた子どもは虐待から救われたのちにも、傷つけられた体の傷や心の傷、またそれらの様々な要因や環境により精神や発育の不良になったりという深刻な影響が及びます。

今回、古川氏よりそれぞれの虐待がどういった要因や環境で発生してしまうのか。また、実際に身近で虐待が発生した時、私達はどのような対応をしていけば良いのか、実際に起きたケースを例にグループでのディスカッションを行いながら研修を行いました。

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普段、目で見えている事だけが全てではなく、周りにいる大人や私達のような関係支援者も、子ども一人ひとりのSOSサインを絶対に見逃してはいけません。

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次に子どもに関わる家庭環境を見通す大切さも学びました。普段、楽しんで見ているアニメ「クレヨンしんちゃん」「サザエさん」の家系図を例えに、どういう家族構成であり、その家ではどういう日常生活が行われているかを見通す訓練です。

また、次のジェノグラムを使用し、どのような事がこの家族に起こっているのか想像力を働かせ、支援者としての目線を養う訓練も行いました。

子どもは1人では育ちません。また、子どもを育てる母親(父親)も1人では子育ては出来ないのです。必ず家族や親戚、学校、その他さまざまな関係機関があり、それが1つの線になって1人の子どもが育っていきます。

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私達のような放課後デイサービスもその1つ。

さくらんぼでは、子ども達を守っていける安心安全な場ありたいと考えています。また、直接お子さん関わる支援者自身も虐待を起こさないために、プロとしての対応についての助言も頂きました。支援をしていく中で、感情にとらわれてはいけないこと。「怒る」と「叱る」は違うこと。

普段、子ども達と接する中で、私達が1番に意識している事ではありますが、改めてどういった対応や話し方をすれば良いのかをスタッフで考えました。

【叱る時の対応】

●心に余裕を持つ(作る)こと。

叱る側が冷静さを持つことで、叱る時に”怒り”で話すのではなく”愛情”で話を進めること。

●要点を的確に伝えること。

いけなかった理由を的確に指摘する。

●叱る時は個別で行うこと。

相手の気持ちの安定。考えさせる場を作ること。出来れば、叱る場所(部屋)を固定化すること。

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他にもたくさんありますが、支援の中で子ども達の特性や成長を理解し、私達が伝えている事を、是非ご家庭の生活でも役立てていただけるようなサポートが出来ればと考えています。

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また、虐待の発見と通告はいち早く(189)

わたし達は子ども達を、そしてそのご家族を守る「目」であるべきことを今回の研修で再認識することができました。

さくらんぼスタッフは大切な我が子を一生懸命に育てていらっしゃるご家族様をよく知っています。そんなご家族の方々と一緒に、悩みや不安を少しでも無くし、改善できる事業所であるように。そんな支援者であるように。スタッフ一同取り組んで参りたいと思います。

 

研修の資料を公開いたしますので是非、ご閲覧ください。

研修資料【虐待について】

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